オフライン展示会の新しいカタチ

■展示会に出展する目的

展示会は、新商品を紹介したり、既存商品をアピールしたりなど、企業のプロモーション活動の場として開催されるイベントです。
企業が展示会に出展する主な目的は以下の3つです。

① 展示会に来場している新規見込み客を獲得する
② 既存顧客を自社ブースに招待して強固な関係性を構築する
③ 自社および商品の認知度向上、イメージアップ

展示会はある一定のテーマに沿って開催されるので、この内容に興味関心のある層が来場します。
自社のターゲットが多く含まれる層に対して、あの手この手を使って存分にアピールし、商談に結び付けることができます。

■コロナ渦で生まれたバーチャル展示会

2020年以降、新型コロナウィルスの影響を受けて、世界各地の展示会や見本市などの多くが延期・中止となってきました。
そのような状況を背景に、WEB上で開催するバーチャル展示会(オンライン展示会)が急速に普及してきました。バーチャル展示会では主に以下のような施策が展開されます。

・セミナー配信
・チャットによる商談
・資料などダウンロードコンテンツの提供
・PR動画の放映

実際に弊社のお客様の中でもバーチャル展示会でリアルよりも多くのリーチを獲得できたといったような声も聞かれます。
展示会以外のイベントでも企業が開催するセミナーなどは完全に定着している印象ですし、アフターコロナもスタンダードになっていくと思われます。
コロナ以降のイベント動向についても下記記事で考察しています。
→『コロナ後のイベントはどうなっていくのか』

■出展企業の実態

バーチャル展示会の進化は目覚ましいものがあると思っています。
ユーザーインターフェースはどんどん見やすく、わかりやすいものになっています。見込み客のリードや成約件数という数字で結果を出している企業も多いと聞きます。
でも、実際は全部が全部バーチャル展示会に移行できるわけではないのです。それらの企業はリアルであれば出展するという話をよく聞きます。
その理由としては例えば以下2点があげられます。

① うちの商品は実際に触って、体験してもらってナンボ

飲食系のイベントではいくらオンライン上で、
「この素材にこだわっていて、まだ誰も味わったことが無い味がするんです」と伝えたところで、実際にブースで試食をしてもらう体験にはかないません。

② まだ認知度がないから呼び込みが出来ないと誰も見に来てくれない

リアルの展示会であれば、ブース前を通りかかった人に呼びかけて、興味を持ってくれた方に詳細な説明をすることができます。
それがバーチャル展示会だと会社名をクリックしてもらうまで待ってることしかできません。

今は東京ビッグサイトや幕張メッセなどの大型展示場はオリンピックに向けて、ほとんどの施設をクローズしていますので、リアル展示会はストップしている状態です。
しかし、オリンピックが終わり、展示場が再開した後も、リアルとバーチャルのどっちがいいという話ではなくて、ケースバイケースで使い分けていくのだと思っています。

■『リモトコ×リモートコンパニオン』のご提案

クレスは上記のようなリアル展示会を志向する企業をサポートするべく『リモトコ×リモートコンパニオン』のご提案をします。
企業のご担当者は展示会場にいなくても、新製品のプロモーションが可能になります。

〇リモトコとは

リモトコとは一言で表すと、
「折り畳み式・移動型・リモート面談システム」
です。

展示会でテレビ会議システムを利用するには

・照明
・ディスプレイ
・スピーカー/マイク
・カメラ

…など、複数のものを一度に手配する必要があります。

リモトコなら、面倒な手配は無し。一台で完結!することができます。

〇リモートコンパニオンとは

読んで字のごとくリモート対応の教育を受けたコンパニオンです。
ブース内でお客様の誘引、簡単なご案内まで行うため展示会場にお越し頂かなくても、お客様とリモートでコミュニケーションが取ることが可能です。




〇リモートコンパニオンが出来ること




〇リモトコの使用実績

4月に開催されたビューティーワールドジャパンで実際にご利用いただきました。

・イベント名:ビューティーワールドジャパン 
・クライアント:八木満タオル様
・使用日:2021/4/19~4/21
・仕様:展示会場⇔愛媛県(クライアント)
    常時接続(有線LAN使用)
・使用用途:商談、HP画像表示、呼び込み


初めてお使いいただいた評価も上々でした。
・来場者だけでなくスタッフが不明点を確認するために使用することで、リアルに近いオペレーションが組めた。
・インターネット経由での販売数が伸びた。
・現地に行かなくてもお客様とコミュニケーションを取ることが出来たため、高い効果を実感できた。
・交通費、宿泊費が発生しないため予算を削ることが出来た。

■クレスからの提案

クレスは配信スタジオですので、オンラインを通じて新しいコミュニケーションの場を提供していきたいと思っていますが、時にはリアルも交えながら、利用される方のニーズに合わせたサポートをしていきます。
企業のプロモーションを活性化させて、日本の元気を取り戻していきたい。
ほんのちょっとでも社会にとって役に立てたらなと思っています。

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