オンラインイベントはオフラインイベントに取って代わるのか
クレスに寄せられるお問い合わせで、
「昨年まではオフラインでイベントをやっていたのですが、今は人を集めることが出来ないから代わりにオンラインで配信を検討しています」
といった内容がダントツで多いです。なかなか人を集めることができない世の中ですので、オンラインで何かできないか検討するのは至極当然の流れだと思います。実際にクレスも初回のブログで書かせていただいておりますが、コロナ渦以降、オフライン(リアル)のイベントが出来なくなってから、クレスを立ち上げました。
なのですが、クレスにお問い合わせいただく方と話して感じるのは、「本当はリアルでやりたいのだけど、今年は仕方なくオンラインで、、、」といったニュアンスを感じることがあります。ただし、私がここ最近思っていることは、オンラインはリアルの代替えになる手段ではなくてそれぞれにメリットデメリットがあって別軸で考えるものということです。
今回はイベントを開催するうえでの課題をいくつか例にとって比べてみようと思います。
①収容人数
オフライン:会場のキャパシティにより参加人数に上限がある
オンライン:参加できる人数は回線が耐えられれば無限大!?
②立地
オフライン:遠隔地の方に参加いただくためには複数都市での開催が必要
オンライン:インターネット回線さえあれが世界中どこからでも参加可能
③コミュニケーション
オフライン:参加者同士のネットワーキングやコミュニティ構築が可能
オンライン:画面上で交流するので人によっては少し物足りなく感じられる
④体験の質
オフライン:五感をフル活用して、その場の雰囲気を共有できる
オンライン:参加のハードルが低いということは、同時にイベントからの離脱も容易
⑤準備期間
オフライン:大規模イベントで会場をおさえるためには1年前からリサーチ
オンライン:オフラインに比べれば準備期間が短いことが多い
⑥予算
案件の内容によりけり
コロナが収まって以前のようにオフラインイベントを自由に開催できるようになったとしても、オンラインイベントが無くなることはないと思っています。クレスを利用されているお客様も私自身も、集客数やまた参加者の反応がオフラインイベントに勝っている部分があると気づいています。ただし、上記の例であげたように一概にどちらが優れているかは断言できません。
オフラインイベントはオンラインイベントに取って代わるものではなく、それぞれの良さを理解した上でイベントを企画して提案を続けていきたいと思っています。これができるのは、リアルのプロだったオフィスニートが運営しているスタジオクレスだからこそ出来ることなんだなと改めて確信しました。